書籍:「食物アレルギーの息子とその家族の16年間の物語」
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こんにちは、ちよです。
このブログでは、アレルギーに関することを中心に発信しています。
エビやカニなどの甲殻類にアレルギーがある方は、増加しています。
甲殻類にアレルギーがあると、貝類にもアレルギーが出る方もいます。貝類も甲殻類同様良く食べられる食材です。
甲殻類アレルギーだったら、貝類は食べられないのでしょうか!?
貝類について調べてみました。
甲殻類や貝類には何がある?
甲殻類って?
甲殻類とは、節足動物の一つで全身をかたい殻に覆われています。エビ、カニ、しゃこ、オキアミなどがそれです。
オキアミはエビを小さくしたような感じで、塩漬けや佃煮、ふりかけなどが有名です。魚の餌でも使われます。
貝類は何がある?
貝類は種類も多く、寿司ネタなどでも良く使われる食材です。
アカガイ、アゲマキガイ、アサリ、マテガイ、アワビ、サザエ、タイラギ、ハマグリ、トリガイ、ホタテガイ、ホッキガイ、ミルクイ、シジミ、あと牡蠣等々。沢山あります。
貝類は食べて良い?
甲殻類と貝類は構造が似ています。
甲殻類と貝類でアレルギーを起こす関係は規則性がなく、個人差があるようです。
交叉反応と言って、構造が似ているいる所があって、反応が出てしまう事を言いますが、甲殻類と貝類も構造が似ている所があり、少し交叉反応もあるようです。
この交叉反応ですが、エビアレルギーのうちカニにもアレルギーを起こす方つまり、エビとカニの交叉反応は65%だそうです。
甲殻類全般との関係はわかりませんが、エビと貝類との交叉反応は、約20%だそうです。
エビとカニなど甲殻類同士は、交叉反応が高めでどちらも食べられない人もけっこういます。貝類もダメな人は比較的少ないようですが、カニなど甲殻類全般だともっといるのではないでしょうか!?
甲殻類アレルギーの方で、貝類が食べられるかどうかは個人差があるので、実際調べてみないとわかりません。また貝類の中で、どの貝が食べられないかも調べてみないとわかりません。
血液検査で調べられる貝は?
血液検査ですべての貝類が調べられるわけではありません。
調べられる貝類は、アサリ、カキ、ホタテ、ムラサキイガイです。血液検査の結果が全てではありませんが、判断の一つになります。調べられる貝類にアレルギーがあれば他の貝類もアレルギーの可能性はより高くなると思います。
除去は最低限が良いし、甲殻類はアレルギー症状が強く出る方が比較的多い食物なので、主治医に相談しながら食べられない物と食べられる物を見つけてください。
貝類の餌として甲殻類も食べる!?
貝類は、プランクトンが主な餌です。天然物はもちろんですが、養殖物も餌を与えるのではなく、海中のプランクトンを食べて成長するそうです。
プランクトンとは、浮遊生物とも言います。水中に浮遊して生活する微小な生物の総称です。甲殻類の赤ちゃんもプランクトンの1つです。時々消化していないエビの赤ちゃんやオキアミが貝の中から見つかったりしますね。
このプランクトンも交叉反応に関係しているのかもしれません。
貝アレルギーは、オイスターソースにも注意
貝アレルギー特に牡蠣でアレルギー症状が出る方は、中華料理で良く使われるオイスターソースにも注意が必要です。
なぜならオイスターソースは、原料に牡蠣が使われているからです。オイスターソースは、牡蠣の煮汁を加熱濃縮して他の材料と混ぜて作ってあります。
中華料理の他にも、冷凍食品、レトルト食品やインスタント麺などの中華風加工食品にも使われていることがあります。
ただ、牡蠣にアレルギー症状が出るからと全員がオイスターソースにも症状が出るわけではないと思います。やはり各々の敏感さで差が出ると思います。
また、オイスターソースをたっぷり使った料理と隠し味程度の料理でも、使われている量も違うので、出方には差が出るのではないかと思います。
いずれにせよ、牡蠣にアレルギーがある方はオイスターソースが食べられるかどうか確認が必要です。
まとめ;甲殻類アレルギーと貝との関係
甲殻類と貝類は構造上似ている所があって、エビアレルギーの約20%が貝類にも反応するというデータがあります。
20%なので多くはないのですが、カニや他の甲殻類も含むともっと増えるのではないでしょうか!?
ただ、貝類が食べられるかどうかには個人差があり、調べてみないとわかりません。
食用の貝類は沢山あるのですが、血液検査はアサリ、カキ、ホタテしかありません。でも検査結果他の貝類にも参考の一つになるのではないでしょうか。
貝にも反応する方、特に牡蠣にアレルギー症状が出る方はオイスターソースにも注意が必要です。なぜならオイスターソースの原料の一つは牡蠣だからです。
オイスターソースは、中華料理だけではなく、中華風の加工食品にも使われていることがあります。
甲殻類はアレルギー症状が強く出やすい食材でもあります。自己判断は危険なので主治医に相談しながら食べられる物を探していってください。
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