書籍:「食物アレルギーの息子とその家族の16年間の物語」
経験をもとに書きました。Amazonで販売中です!
こんにちは、ちよです。
このブログでは、アレルギーに関することを中心に発信しています。
食物アレルギーがある子供が入園・入学するとなると、親はとても不安です。
今までは何かあっても近くにいたので、すぐ対応する事が出来ました。
それが親から離れる事になると・・・
不安!
でも、実は不安なのは親だけではなく、園側、学校側も同じなんです。
そんな中で、安心して子供を通わせるには?
まずはお互いの状況知る事から始まると思います。
今回は入園・入学の時、学園側と良好な関係を作るコツについて書いてみました。
入園・入学までの流れ
子供がそばにいる時は、ずっとそばにいていつも子供の安全を管理する事が出来たのですが、成長してくると少しずつ離れて過ごす時間が出てきます。
入園・入学もその一つです。
間違って食べて大変な事にならないかと、とても心配です。
例えば我が家の息子は特に乳製品に対してとても敏感なので、お友達の牛乳が付くだけでも心配でした。
幼児になった息子は、乳児の頃と違って肌に着いたくらいではそこまで大ごとにはならなくなりましたが、目などの粘膜に入ったら大変な事になりかねません。
お友達が給食の時に飲む牛乳が息子の手に着いて、その手で目をごしごしして・・・・
もしもの時の事を想像すると怖くなります。
極力事故が起こらないような準備が必要です。その準備は入学前から始まります。
まずは、学園側に息子の状況を知ってもらう。
それから、学園側の状況も確認する。
そして、どう対処していくのか、どんな協力をお願いするのかなど、打ち合わせをする。
このような流れになります。
では、不安を取るための準備って?
・医師の診断書の準備
・候補の保育園の候補をいくつか決め、対応を調べる
・入園・入学説明会への参加と面談
・入園前の面談
・入園後の面談・打ち合わせ
以上の様な準備と行動をします。
ちなみに、入園・入学直前だと間に合わにあない事があるので、私は、半年前位から行動は開始しました。
園や学校側も不安です
我が子がもうすぐ入園・入学するとなると、成長を感じうれしいような、でも離れるから寂しような(笑)
本当に嬉しいのだけど、食物アレルギっ子の独り立ちはとてもとても不安です。
でも実は、預かる先生方も不安なんです。
もしも預かっている子供に何か問題が起きたら!?アレルギー症状が出てきたら!?
と、不安なんです。
私達アレルギっ子とその家族は、毎日毎日食物アレルギーと向き合いながら暮らしています。
でも先生方は、必ずしもそうではありません。
もし先生家族が食物アレルギーでなければ、好きなものを食べ、食べたからと言ってアレルギー症状が出るわけではありません。
普段から私たちの様に、食物アレルギーと向き合ってい暮らしているわけではありません。
沢山の先生は、私達より食物アレルギーの知識も経験も少ないと思っていいと思います。
最近は食物アレルギーの子供達も増えているので、食物アレルギーを知らないわけではないとは思いますが、実際に対応した事がない先生だっていると思います。
その知識・経験はまちまちです。
一言で食物アレルギーと言っても、その症状には個人差があります。
何のアレルギーなのか、軽い症状だけなのか、ショックなど重い症状が出る可能性があるのか、普段はどうもないのに食べて運動をした後にショックを起こす運動誘発性アナフィラキシーショックを起こす可能性がある子供もいるんです。
重い症状が出ると言っても学校でいつ起こるかわかりません。
ショックなどの症状を見た事がない先生だっています。
それだけではありません。
先生が気に掛けなくてはならない子供は、食物アレルギーっ子だけではないのです。
気が弱い子もいれば、強すぎる子もいます。腎臓病の子供や糖尿病の子供など他の病気の子供がいるかもせれません。
沢山の子供を預かる先生は、色々な状況でも事故がないように気を付けなければならないので、不安だと思います。
私達アレルギっ子とその家族は、先生方全員が食物アレルギーに詳しいわけではないし、
先生方も不安だという事を理解し、お互いに協力しあう必要があります。
先生方も不安だと知る事は、こちらからの一方通行にならず、園や学校側と良好な関係を築く大切な一歩です。
残念ながら、そんなつもりじゃないのに一方通行になってしまった人を私はみてきました。そうなってしまうと、学園側は何をするにも親から苦情が来るのではないか感じ必要以上に慎重になり、何かと許可のハードルが高くなってしまいます。
私は、私の後輩たちに、楽しくて有意義な園・学校生活を送って欲しいと思っています。
だからちょっとシビアな話ですが、理解してもらえたらうれしいな~~~!(^^)!
園や学校側と良好な関係を築こう
食物アレルギーがある我が子。そんな我が子も安心して学園生活を送って欲しいですよね。
その為には
やはり、
先生方や管理栄養士さんと良好な関係を築く事はとても大切です。
子供を預ける私達も心配です。
でも、預かる学園側も不安なんです。
そんなお互いの不安を減らす為にも、
学園側の状況や心境も理解し、歩み寄る気持ちがあるといいと思います。
良好な関係を築く事が出来たら、先生方も快く協力してくれるはずです。
入園入学のあたっては、
① こちらの状況を知ってもらう
② 学園側の状況を知る
③ どう連携するのか相談しあう
という事を行うわけですが、
これと同じ位大切な事があります。それは良好な関係を築くという事です。
それには
決してモンスターペアレンツと勘違いされないという注意が必要です。
そして目指すは、
先生方に「何とかしてあげよう!」という気持ちになってもらう事なんです( *´艸`)
こちら側の状況を伝える時も、
学園側の状況をお伺いする時も、
協力のお願いをする時も、
うるさいお母さんだな~~と思われないように気を付ける( `ー´)ノ
もしもね、こちら側がきつめの態度をしてちょっと厄介な父兄だと感じてしまっても、
先生方は多分顔には出さないと思います。
先生も大人なので。
でも、
うるさいな~と思われるより、
力になってあげよう。と思われた方が、
いいに決まってます。
恐れながら申し上げると、子供への愛着も違ってくると思います💦
だって先生だって、生身の人間だもの !
一番大切なのは、権利を主張する事ではなくて、
可愛い我が子が学校に快く受け入れられて、心穏やかに過ごす事です。
我が子が少しでも心穏やかに過ごせるような環境作り!
私もここにコミットしました!!!
私の方法をぶっちゃけると、
相談に行く時は、下でに腰を低く!テヘッ
学園側の状況を確認する時も、理解するという態度を前面に!(学園側は文句を言われるのではないかと心境ではビクビクです)
出来ない事を無理やりお願いするのではなく、出来ない事にはこちらがどう対応するのかという建設的な相談内容にする。
まあ、イメージとしては、
まだ無名だけれど、我が事務所一押しのアイドルを託すマネージャーのイメージ♪(笑)
うちの子いい子なんだけどまだこんなところが出来ないんです。よろしくお願いします!!! って感じ(笑)
例えば、
卵が食べられないとして、
私「卵スープの卵抜きは出来ますか?」
先生「ごめんなさい。出来ないんですよ」
私「わかりました ^^) 、ではその日のスープは持参しますね」
という感じ♪
決して「卵を抜く位できるでしょ! 給食費払うんだから!」とか言いませんよ!!!(笑)
学園側も出来るなら対応したいと思ってくれていると思いますが、我が子の給食一人前を作っているのではなく、何百人何千人分を作っています。個別対応は簡単ではありません。そこは私たちが理解したい所ですよね(#^^#)
それから、絶対忘れないようにしたいのは、事ある事に感謝を伝える事( *´艸`)
私も相談に行った時は最後に、「お時間をとらせましたが、相談できてよかったです。ありがとうございました。」と伝えるし、
お便りのやり取りの時にも、「いつもありがとうございます」と書いていました。
明らかに、病気がない子供と比べて、気にかけてろらわないといけないし、協力してもらわなければならない。だから私達は、素直に「ありがとう」を伝えるんです。ありがとうは、良好な関係に近づける第一歩だと思っています。
園や学校と良好な関係を築くには?
おさらいになりますが、入園・入学する時は、
・医師の診断書の準備
・候補の保育園の候補をいくつか決め、対応を調べる
・入園・入学説明会への参加と面談
・入園前の面談
・入園後の面談・打ち合わせ
という流れがになります。
その流れの中での目的は、
① こちらの状況を知ってもらう
② 学園側の状況を知る
③ どう連携するのか相談しあう
です。
で、その流れの中でとってもとっても大切な事は、学園側と良好な関係を築くという事です。
その為には、”学園側の状況も理解する姿勢”と”感謝の気持ちを伝える”という2つを意識すると良いと思っています。
学園とママがチームを組んで我が子を育てるって悪くないですよ♪
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