書籍:「食物アレルギーの息子とその家族の16年間の物語」
経験をもとに書きました。Amazonで販売中です!
こんにちは、ちよです。
このブログでは、アレルギーに関することを中心に発信しています。
今日は、我が家の話をします。
食物アレルギーがあった息子は、給食で食べられない物がある時は、私が作った代替食を持参していました。
そんな息子がある時、代替食を持っていくのは嫌だと言い出したんです。
その時のお話です。
素直だった子供が急に嫌だと言い出したらそれは中間反抗期かも?
中間反抗期って?
・・・の前に
中間反抗期って?
中間反抗期とは、小学2~3年生位にちょっと反抗的になる時期の事を言います。
2~3歳のいやだいやだの第1次反抗期と、思春期の第2次反抗期の間の反抗期ですね(;^_^
2~3歳の反抗期は、自分の気持ちだけでいやだいやだという感じです。
中間反抗期の頃は、小学校など社会にも参加していて、自分と他者を比較するという事が出来るようになります。
そこで、親の言う事に違和感を感じたりした時に、自分の考えを主張できるようになってくるのです。
それは、子供の自立心が育ってきたと考えられます。
自立心が育つことは、良い事です。
でも、今まで素直に聞いてくれていたことにも、反抗的な態度や自分の意見をい言うようになるので、親は戸惑ってしまいますよね。
中間反抗期に親はどんな態度を取ったらいいの?
子供がイライラしても、親までのっかって一緒にイライラしないように気を付けます。
また、親と違う意見を言ったり、親を指摘したりする事もあります。
違う意見でも良いと思います。子供は子供の考えがあります。「そっか。君はそう思うんだね」違う考えでもまずは認めてあげます。
違う意見を伝える必要がある時も、頭ごなしに否定するのではなく、認めた後に、「ママは、こう考えるんだ・・・・」と、冷静に伝えます。
話し合いで問題を一緒に解決する為に話し合いをするのも良いと思います。
もし指摘された事が、親の方が間違っていたら、それも認めてあげると良いともいます。「そうだね。それはママの方が間違ってるね。気を付けるね。ごめんね」認めてあげるって子供の心の発達には大切な事です。
急に指摘されると内心イラっとするかもしれませんが、巻き込まれないように(笑)
例えば、自分が忘れ物をしたのにママに怒りをぶつけたとします。「今日これ入ってなかったよ!!!」「先生が、学校のホームルームか何かで、これを持ってきなさいって言ったのね。 先生は、あなたが出来ると思ったからあなたに行ったんだよ。ママを怒るのはどうなんだろう? これはあなたの問題な気がするな~~ ^^) そうだ! 今度から忘れ物がないか、もう一回見直してみてごらん。きっと忘れ物が減るよ。」
命令調ではなく自尊心を傷つけないような言葉選びをしたり、頭ごなしに言い返すのではなく本人に考える機会を与えるのも良いと思います。
ある日、給食の代わりはもっていかないと言い出す息子
それはちょうど息子が、中間反抗期の頃に起こった問題についてのお話です。
息子は小学生になってまだ乳製品は除去しなければいけない食物がありました。
クッキーとかパンなど
作る時に必要で少し入っているのは食べられるようになっていたのですが、
クリームシチューとか、チーズ焼きとか、タンドリーチキンなど
しっかり使われているのはまだ除去しなければなりませんでした。
我が家は
食べられるお給食は食べさせていて、
食べられない物は、私が作った代替食を持たせていました。
それがね
小学3年生になったある日、息子が代替食を持っていくのは嫌だと言い出したんです
それまでは、私の言いつけを守ってくれる子で、駄々をこねるという事がなかった
・・・というか
駄々をこねないでいいように、私は、説明したり、気持ちを安心させるような言動をして、納得させることができていました。
今回も私は、息子に納得してもらいたくて、話し合いを始めました。
ママ「お給食が食べられない時は、代わりの物を持っていかないとおなかがすくでしょ?」
息子「でもみんなと違うのは持っていきたくない。」
ママ「どうして?」
息子「僕が(代替食が入った)カップを開けると、いつもみんなが見に来るんだ。それが嫌なんだよ」
・・・息子の気持ちもわからないでもありません。
クラスメート達は悪気はなく、気なるだけだと思うのだけれど、
本人はほっといてほしいのだと思います。
ちょうど息子も中間反抗期の頃で、自我が芽生え嫌だという気持ちが表に出てきたのでしょう。
ママ「わかったわ。では代わりを持っていくのはやめましょう。」
息子「うん」
まま「でも、品数が減ってしまうからお腹がすくと思うの。おにぎりを作って持っていこうよ。ママ、先生に状況を伝えておにぎりOKにしてもらうから」
おかずが減るのにおにぎりにしたら栄養バランスが悪くなるのは分かってましたが、
お腹がすくという問題は解決します。
栄養は、朝食かおやつか夕食でプラスすればいいと考えました。
そこで私は、おにぎりを持っていく提案をしたのです。
息子「おにぎりも持って行かない。皆と違う物はもっていかない」
中間反抗期の子供は意志が強いな~
私は心の中でふと思いました苦笑
ママ「持っていかないの? 一品減るからあなたのお腹が減る事がママは心配なんだけどなぁ。」
息子「持って行かない」
ママ「一品減るから足らないかもしれないよ。学校が終わるまでお腹が減っても我慢しなきゃいけないんだよ!?」
息子「我慢する」
・・・お腹が減る作戦もダメなんだ~苦笑
私は観念しました。
ママ「んーーわかった! しばらく代替食はお休みしようね。その代わりお腹が減るかもしれないけど、我慢するんだよ」
息子「我慢する」
ママ「持っていきたくなったらいつでも言ってね。ママはまた作ってあげるから。」
息子「うん」
まだ小学校低学年は、帰宅も早いから我慢も少しの時間だし、もし空腹が我慢できなかったら持っていくと言い出すでしょう!
私は、代替食をもっていかない事を許可しました。
先生も、状況を理解してくれて特に問題はありませんでした。
まあ小学校の先生は中間反抗期なんて慣れたものでしょう笑笑
結局中間反抗期の間、息子は代替食も持って行来ませんでした。
いやいや持って行って、お給食も苦痛になるのもかわいそうだし、私は、しばらく代替食持参をお休みさせてよかったと思っています。
まあ、いつの間にか中間反抗期を抜けたのか、そのうち代替食は再開しましたが笑
コメント