書籍:「食物アレルギーの息子とその家族の16年間の物語」
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こんにちは、ちよです。
このブログでは、アレルギーに関することを中心に発信しています。
犬は家族であり、友でありとても大切な存在です。 しかし、もし赤ちゃんが犬アレルギーだったら心配になりますよね。
次のような、心配や疑問が出ると思います。
そこで、今回は犬アレルギーと赤ちゃんについてまとめてみました。
などについてまとめたので、少しでも参考になったら嬉しいです。
犬アレルギーとは?
それでは実際にどういう症状がでたり、何が原因でアレルギー反応を起こしてしまうのでしょうか?
この章では、次の2つのことに対して説明していきます。
さっそく見ていきましょう。
犬アレルギーで起こりやすい症状
犬アレルギーは、次のような症状が起こりやすいです。
鼻のムズムズ感、くしゃみ、鼻水 、目のかゆみ…etc.
呼吸がゼーゼーという喘息…etc.
アトピー性皮膚炎、皮膚のかゆみ…etc.
下痢、嘔気、嘔吐…etc.
喘息、呼吸困難…etc.
犬アレルギーの場合はこのような症状のどれか、または、いくつかが現われます。
まずは、このような症状が本当に犬アレルギーかどうかを判断する必要があります。
例えば、赤ちゃんの頃のアトピー性皮膚炎は、食物が関係している事が少なくありません。
咳や鼻水などの症状の原因が、アレルギーではなく風邪だったという事もあります。
症状だけで判断するのではなく、病院で確認してもらい、適切な対応をしましょう。
犬アレルギーの原因は?
じゃあ、犬アレルギーは何が原因なんだろう?
犬アレルギーの原因には、犬の唾液、毛やフケなどが関係します。
犬の唾液腺や皮脂腺から分泌されるたんぱく質にcanfという物質があります。
このcanfというのが、犬のアレルギーの原因になるアレルゲンの一つになります。
canfにも種類があり、例えばcanf4は犬のフケに多く含まれ、canf5は尿に多く含まれるそうです。
また、直接的な犬アレルギーというわけではありませんが、犬の毛に付着したほこりや花粉、ダニなどでもアレルギー症状を起こす事があります。
犬アレルギーを疑ったら病院を受診
赤ちゃんが犬アレルギーかもしれないと疑った時は、自己判断するのではなく病院を受診し、診断してもらいましょう。
診断は、血液検査や症状、生活の様子など複数の情報から判断します。
まずは症状の原因が何かを探し、原因に合わせて治療をしていきます。
仮にもしその症状がアレルギーではなく、風邪だった場合使う薬も違ってきます。
病院に行くときは、何科に行けば良いの?
じゃあ次は、何科に行くのかについてまとめるね。
何科に行ったらいい?
赤ちゃんに犬アレルギーを疑った時は、まずはかかりつけ医に相談すると良いと思います。
かかりつけがアレルギー専門医ならなお良いです。
まだかかりつけが無いのなら、アレルギーを得意とする小児科が良いと思います。
しかし、アレルギー専門医ではなくても血液検査や診断は出来るのでそこまで心配しなくても良いでしょう。
症状がひどい場合は、小児科でアレルギーを得意とする病院を紹介してくれたり、又はその病院と連携して治療をしていく事になると思います。
犬アレルギーだったときの対処法
それでは次に、実際に赤ちゃんが犬アレルギーだと診断されたら、どうすれば良いかについて解説していきます。
犬アレルギーの対処法
犬アレルギーだった場合、どのように対処したら良い?
対処法は、大きくわけて次の3つです。
そこで、今回は犬アレルギーと赤ちゃんについてまとめてみました。
対処法1:赤ちゃんが犬を触らないようにする
まずは、赤ちゃんが犬を触らないようにします。
犬のアレルゲンは、少量でもアレルギー反応が出ますが、多いとより症状が重くなる可能性があります。
もし触ったら軽く洗い流しましょう。
対処法2:定期的にシャンプーなどグルーミングをし、掃除を徹底する
犬アレルギーの原因には、犬の唾液、毛やフケなどが関係します。
そのため、定期的にシャンプーやブラッシングをすることを心がけましょう。
また、犬のえさ入れやトイレなども含めて、こまめな掃除が必要です。
対処法3:暮らす環境を整える
赤ちゃんに犬アレルギー症状が出てしまうのであれば、”暮らしのスタイル”は、とても悩ましく、大きな課題になります。
赤ちゃんと犬が同じ空間で過ごすのはなかなか厳しいというのが現実です。
可能なら室外で飼うのが良いのですが…。
室外で飼うことが難しい場合は、部屋を分けるなどして、極力赤ちゃんがアレルゲンに囲まれないようにします。
赤ちゃんは、成長してくると抵抗力も付いてくるので、犬が近くにいても大丈夫になるという可能性もあります。
もし、実家や友人の方が犬好きだったらしばらく預かってもらう、というのも方法の一つです。
犬アレルギーのアレルゲンを完璧に避ける事はできない
しかし、ここで押さえておくべきポイントがあります。
それは、犬アレルギーのアレルゲンを完璧に避ける事はできないということです。
なんで避けることができないの?
なぜ避けることができなのかというと…
犬アレルギーのアレルゲンの一つであるcanfはとても小さく、空中を浮遊しながら移動をします。
人の衣服などにもくっついて移動をします。
つまり、犬を飼っていなくてもcanfには出くわしているということです。
ある実験ではcanf1が、学校の教室や、犬を飼っていない子供達の衣服でも見つかったという報告があります。
もちろん、犬を飼っている家庭ほどではありませんが、犬を飼っていない家庭でもそれほどcanfに出くわす可能性があるということです。
とはいえ、室外で飼うにしても、室内で飼うにしても、部屋のこまめな掃除は大切です。
こんなんときはどうする?
犬アレルギーについてわかったけどまだまだ不安はありますよね。
そこで次は、犬アレルギーに関してもう少し深くみてみたいとおもいます。
今回は、次の疑問に対する対処法を解説していきます。
それでは、みていきます。
犬がいるけど妊娠中。お腹の赤ちゃんは犬アレルギーになる?
まだ赤ちゃんが、犬アレルギーかどうかわからない時ですね。
犬と一緒に暮らしていたら、おなかの赤ちゃんが犬アレルギーになってしまわないかな… と、心配されている方もいらっしゃるかと思います。
結論から言うと、確かに以前は、そのような考え方もありました。ただ、それには科学的根拠はないようです。
「超微量ずつだけど、慣らした方がアレルギーになりにくいようだ。」という研究の結果も認められ始めています。
とはいえ、なんの対処もせず犬を飼ってもいいかというと、それは違います。近代の人は、免疫力が落ちているので、急にさらしすぎるのも良くありません。
家は掃除を心がけ、犬も定期的にグルーミングをしましょう。
それでももしかしたら、産まれてくる赤ちゃんが犬アレルギーになるかもしれません。
ただ、赤ちゃんが犬アレルギーかどうかは妊娠中に犬を飼っていたからというよりは、赤ちゃんの体質だと思います。
こうやったら犬アレルギーにならないという確かな方法はまだ確立されていませんが、リスクを減らす対処は必要です。
それから、妊娠中に犬を飼う時は、アレルギー以外にも気を付けなければならない事があります。
犬が病原菌を運んでくることがあるからです。
飼育環境を清潔にする事と同時に、犬の食べ物にも注意しましょう。病原菌が繁殖しやすい生肉を犬に食べさせることは避けるようにしてください。
まとめ
今回は犬アレルギーと赤ちゃんについてまとめてみました。
犬アレルギーの原因には、犬の唾液、毛やフケなどが関係します。
犬アレルギーの症状は、花粉症や喘息に似た症状、皮膚症状、下痢、重症の場合は、喘息や呼吸困難などの症状のどれか、または、いくつかが現われます。
赤ちゃんが犬アレルギーかもしれないと疑った時は、自己判断するのではなく病院を受診し、診断してもらいましょう。
その際、まずはかかりつけ医に相談すると良いでしょう。
まだかかりつけが無いのなら、アレルギーを得意とする小児科を受診するといいと思います。
犬アレルギーの対処法は、大きくわけて次の3つです。
赤ちゃんが犬アレルギーだったら大好きな犬とどう関わっていくのかは、とてもとても悩ましい問題です。
このブログが、パパもママも赤ちゃんも犬もみんなが快適に暮らせるヒントになればありがたいなと思います。
なお、お正月といえばおせち!アレルギー対応のおせちについてまとめてみました▶「【2024年版】アレルギー対応のおせちを紹介!おせちに含まれるアレルゲンも解説」
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