書籍:「食物アレルギーの息子とその家族の16年間の物語」
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こんにちは、ちよです。
このブログでは、アレルギーに関することを中心に発信しています。
赤ちゃんが鼻水を出すのって、珍しく無いですよね。
風邪をひいたり、細菌が入ってきたり・・・空気が冷たいだけでも鼻水が出る事はあります。
それに赤ちゃんは鼻の穴がまだ小さいので、鼻づまりにもなりやすかったりします。
また、以前と比べてアレルギーが関係して鼻水が出ている赤ちゃんも増えています。
今回は、赤ちゃんの頃のアレルギーと鼻水について書きました。
鼻水ってどうして出るの?
鼻の役割は?
そもそも鼻の役割とは何でしょうか?
鼻の役割には、呼吸をしたり、においや刺激を感じるという事があります。
他には、空気中のゴミやウイルスが体の中に入るのを出来るだけ防ぐことです。
それから、冷たすぎたり、乾燥している空気が鼻を通る事によって、調整される事も役割の一つです。
鼻水はどうして出るの?
鼻水は、ウイルスなどが侵入してきたり、冷たい空気や乾燥している空気が入ってきた時に鼻の粘膜が刺激されて出てきます。
アレルギーの症状の一つとしてくしゃみ・鼻水が出る事があります。
花粉症を含むアレルギー性鼻炎の赤ちゃんはそんなに多くはなく、幼児期以降から増えてきます。
とはいえ、赤ちゃんの頃からアレルゲンに敏感な赤ちゃんは、以前と比べて増えていています。鼻水も初期症状の一つとしてあり得ます。
鼻水の原因が、アレルギーなのか、風邪など他の病気なのか見極める必要があります。
ちなみに産まれて数か月はママからもらった免疫で病気になりにくいのですが、ならないわけではなくなりにくい、風邪をひく事だってあります。
赤ちゃんは自分の症状を細かく話して伝える事もうまく出来ません。
鼻水の状況や体調、家族のアレルギー歴など色々な情報も取り入れて、治療と効果を見ながら判断していく事になります。
そもそもアレルギーって?
アレルギーとは、特定の物に対して過敏に反応する事です。
アレルギー反応を起こすものをアレルゲンと言います。
アレルギー性鼻炎は、花粉やチリやダニなどのアレルゲンに過剰に反応してしまうのです。
何にどの位反応するのかは個人差があって、どうもない人もいれば、少しの量でもすぐ反応してしまう人もいます。
赤ちゃんの頃からアレルゲンに反応してしまうという事は、比較的過敏な方だと思います。
鼻水はアレルギー性鼻炎の症状の一つです
赤ちゃんもアレルギー性鼻炎になるの?
アレルギー性鼻炎は、花粉が原因になる季節性いわゆる花粉症と、ダニなどハウスダストのせいで年中症状が出る通年性の物があります。
赤ちゃんのアレルギー性鼻炎は大人程は多くありません。
もしアレルギー性鼻炎だとしても、花粉症よりハウスダストの方が圧倒的に多く、花粉症は幼児や小学生以降の方が目立ちます。
とはいえ、昨今は低年齢化も言われています。
アレルギー性鼻炎の症状って?
アレルギー性鼻炎の鼻水は水っぽいのが特徴です。
他に鼻づまりも見られます。くしゃみもありますが、くしゃみはそこまで目立たないようです。
鼻がむずむずするので手を鼻のあたりにもっていったりする場合もあります。
大人と違って、症状を赤ちゃんが自覚していなかったり、見てすぐわかる症状ではなく、
なんとなく鼻をすするとか、鼻づまりもいびきとして現われたりとか、判断が難しい事も良くあります。
赤ちゃんは、軽い症状も含めて風邪をよくひくのでいつも鼻水が出ている事も珍しくなく見極めも難しいのですが、鼻水鼻づまりが続く時は、アレルギーの可能性も含めて原因を考えてみるとよいでしょう。
赤ちゃんに他のアレルギーがあると鼻炎になりやすいの?
赤ちゃんに多いアレルギー疾患として、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、アレルギー性の乳幼児喘息などがあります。
赤ちゃんにこのようなアレルギー性の疾患があると、アレルギー性鼻炎になる可能性はぐんと高くなります。
もし何かしらのアレルギー症状がある赤ちゃんで、長引く鼻水鼻づまりなど、気になる事がある時はアレルギー性鼻炎も可能性の一つとして相談してみて良いと思います。
家族がアレルギーだと赤ちゃんもアレルギーになりやすいの?
アレルギー体質は遺伝しやすいと言われています。
パパやママにアレルギーが有ると、赤ちゃんがアレルギーになる可能性は高くなります。
可能性が高くなるのであって、パパやママはアレルギーではない、又はアレルギーの自覚はないけれど、赤ちゃんはアレルギーという事もあります。
アレルギーは現代病で珍しい病気ではなく、
突然アレルギーが出てくる事もあります。
赤ちゃんのアレルギー性鼻炎は治るの?
アレルギー性鼻炎には、花粉症などの季節性のものと、ダニなどが原因の通年性のものがあります。
通年性の物は、赤ちゃんが成長してくると軽くなってくる傾向にありますが、花粉症だとちょっと治りにくいようです。
治療は漫然と行うのではなく、出来るだけ的確に地道にする必要があります。だらだらと症状を続けているのは悪化しやすく、ママも赤ちゃんもストレスが続きます。
とはいえ、真面目に治療を続けても時期が来ないと改善しない事も珍しくありません。ママも赤ちゃんも疲れてしまいますよね。
治療だけではなく、
食事や環境を見直し、改善させていく事は治療と共にとても大切な事です。
薬は今の症状を改善してくれますが、基本的な体を作る事は、日々の生活が関係してきます。
健康な体つくりを続けると、薬が減らせる日が来ると思います。
辛い鼻水鼻づまり、治療は?
治療は?
鼻炎の治療は薬の他に、レーザー治療や少しずつ慣れさせていく舌下免疫療法などがありますが、赤ちゃんの治療は限れれていて、基本的には飲み薬や吸引、吸入になります。
赤ちゃんにも認められている鼻炎に効果があるアレルギー用のお薬や、鼻水鼻づまり用のお薬などを飲みます。
飲み薬は、赤ちゃんが飲みやすい様に、甘くしてある粉薬や水薬がありますので、赤ちゃんもそこまで嫌がらないで飲んでくれると思います。
ただ、赤ちゃんのアレルギー性鼻炎に認められていて、その上赤ちゃんが飲みやすいドライシロップ(甘い粉薬)や、水薬は種類が限られています。
食生活の改善
赤ちゃんでも大人でも、食生活を見直す事は健康な体作りにとても大切です。
食生活を改善したからと言ってすぐに健康体になるわけでありませんが、習慣にする事で少しずつ健康体に近づき、アレルギー症状にも好影響があるのではないでしょうか!
ちなみに我が家では、
・バランスの良い食事
・食物繊維を摂る
・添加物や農薬を減らす
・発酵食品を摂る
・冷たい物を摂りすぎない
などを意識しています。
例えば添加物ですが、実は日本は添加物大国で世界の中でも桁違いに種類が多いそうです。
表示を見て出来るだけ入っていない物を選ぶなどして、極力摂らない事をお勧めします。
環境改善と整備
赤ちゃんがいる空間を清潔にし、アレルギーの原因となる塵やほこり、ダニなどを出来るだけ取り除くことは環境整備の基本です。
こまめに掃除をしたり、赤ちゃんのベッドを清潔に保ったりなど。
赤ちゃんが大好きなぬいぐるみもほこりが出やすいのであまりお勧めできません。
数少なく持つとしても、けば立ちにくかったり、丸洗いできるものが良いでしょう。
お掃除は正直大変です。しかも毎日です。少しでも楽にお掃除が出来るように、カーペットを使用しないとか、物を減らすとか、丸洗いできる寝具にするなどして、いかに楽できるか考え工夫をするのも良いと思います。
ママがイライラだと、赤ちゃんも不安になります。実はストレスも悪化の原因の一つなのです。
また、赤ちゃんが花粉症だったら花粉の季節には長時間の外出は避けた方が良いと思います。
アレルギー体質は、アレルギーマーチと言って年齢と共に症状が変化していく事も多く、アトピーなど皮膚炎として現れたり、気管支ぜんそくが現れたり、ハウスダストや花粉症で目のかゆみや鼻炎が出てきたり、長く付き合わざるを得ない体質の方も大勢いると思います。
治療はもちろんですが、食事や生活環境を見直し、アレルギー症状が出にくい環境づくりはとても大切です。日々の生活で環境づくりをするかしないかは、アレルギー症状の出方にも違いが出てくると思います。
とはいえ、完璧な環境づくりは難しいのも現実です。上手に手間が省ける方法を見つけられると良いですね ^^)
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